事件の顛末記4 〜その後(暫定版)〜

暫定版) その後、どうなったか。

口座の仮差押えに失敗した時点で、裁判を続ける意味がなくなってしまいました。

裁判に勝って勝訴判決が出ても相手が支払う可能性は低いですし、また、他に強制執行(差し押さえ)できる物もないからです。 時効10年の判決書を手に入れて、相手の行方を追い求めることはできますが、 私の債権額は17,000円と少額なので、そこまでする価値もないと思われました。

ですから、このまま少額訴訟を続けて判決をもらうか、または取り下げても良いと考えました。

ところが、仮差押えの担保(供託金)を取り戻すには、@勝訴判決 A相手の同意書(相手の印鑑証明書も必要) B権利行使催告(仮差押えされたことに対して 損害賠償請求するかどうかを相手に伺い、相手が権利を行使しなければ供託金を取り戻せる)のいずれかの方法によらなければならず、 遠方で郵便もなかなか受け取らない相手にAとBは事実上困難であり、しかも、私が1万円のために相手にお願いする立場になることには耐えられず、@しか方法がありませんでした。

結局、供託金(1万円)を取り戻すためだけの目的で少額訴訟を継続したのですが、 その少額訴訟ですら、相手が少額訴訟の郵便を受け取ってくれないと、訴訟が進まず、とん挫してしまいます。

私は、本来被害者であるはずなのに、仮差押えの供託金1万円を取り戻すために、随分と弱い立場に追い込まれてしまったのです。 そこで、自分の苦境を相手に悟られないよう、姉を名乗る相手に騙された振りをして、冷や冷やしながらメールのやり取りをしました。 まさにこの頃は、裁判はどうでも良く、相手との心理的な駆け引きが戦いの中心でした。

そして、なんとか訴状を受け取らせることに成功し、ほっとしたのもつかの間、今度は私のミスで、遅延損害金を5%にすべきところを6%にしてしまったため、 普通はその日に判決が出る少額訴訟の判決が出ず、 延期となってしまい、供託金1万円のために、何でこんなに苦労するのだとがっかりでした。(笑)

しかし、どうにか勝訴判決が出て、その判決書を使って供託金の返還が可能となり、 無事に1万円を取り戻すことができました。

結局、相手は5,000円だけ支払い、それを最後に音信不通になりました。本人は病気で入院したと嘘をつき、姉のふりをして私とメールのやり取りをしましたが、 その5,000円の振り込みを最後に一切返事は来なくなりました。請求額17,000円に対する5,000円ですが、それが彼女の終結宣言だったのでしょう。

なぜ、5,000円なのか。それでも、5,000円支払った。裁判まで起こして、しつこく食らいついてくる私に観念したのか、それとも、せめてもの詫びなのか。 理由は最後までわかりません。

少額訴訟は、判決書を手に入れましたが、私としても、これで終わりです。

結局、少額訴訟は、供託金を取り戻すためだけの手続きになってしまいました。


 事件の顛末記5(作成中)







このエントリーをはてなブックマークに追加


 事件の顛末記 やるぞ裁判・債権回収

> 事件の顛末記1 〜事件発生から訴訟の準備まで〜
> 事件の顛末記2 〜仮差押の申し立て〜
> 事件の顛末記3 〜供託から仮差押の結果まで〜
> 事件の顛末記4 〜その後(暫定版)〜
> 事件の顛末記5(作成中)

サイト内検索






※「やるぞ裁判・債権回収」は、オリジナル制作です。無断盗用によるホームページやブログの制作は、著作権侵害及び不法行為として禁止します。損害賠償請求額は、当サイトのコンテンツ使用料として、1日あたり1ページにつき1万円です。
Copyright(C) 2011-2015 Office Jin. All Rights Reserved.